今日は私の得意な音楽ネタです。

皆さん「音」って何でできているか、知っていますか?
何のこっちゃって思うかも知れないですけど、私は以下の4点を注意して演奏していました。
大学時代、吹奏楽で全国大会に出場した、私が言うんだから間違いない!(生徒には信じてもらえませんが…)

一つ目は「音程」。
楽器って実は少し音痴なんです。
「ド」がよくても「レ」が微妙に低かったり高かったりするんです。
実は、それを演奏者が修正しながら演奏しているんですよ。
そして、これがとても難しい技術でもあります。

二つ目は「音の長さ」。
楽譜に二分音符や四分音符などが書かれていますね。
吹奏楽のような大勢で演奏する場合には適当な長さにすると一人だけ吹いていたりして、とてもかっこわるいです。
そして、その一人のせいで、バンド全体がかっこわるくなってしまいます。

三つ目は「音の強さ」。
p(ピアノ)やff(フォルテッシモ)など、楽譜にある強さで正しく演奏しないといけません。
そうしないと、繊細な場面で一人だけ強く吹くKY(空気読めない)な人になってしまいます。

四つ目は「音色」です。
楽器が同じでも、一人一人個性がある、それが音色です。同じピアノを演奏したって、それはありますよ。

以上4点。
これらすべてを気をつけて演奏するとなると、音を出すのって結構勇気が必要なんですね。
そして、慎重さが求められますね。
しかし、この慎重さって勉強でも必要です。
計算にしたって、プラスやマイナスなどをしっかりと意識して計算できていますか。
数字を移し間違えていないか、確認していますか。
色々気にしなければならない点がありますね。
特に中3生は、この冬、いろいろ慎重になって下さい。
「ミスも実力のうち」です。
意識して解いていけたかどうかが非常に重要です。
意識したかどうかの差は入試の本番ででてくるでしょう。
入試の時だけ、細かく意識することはできません。
日ごろの努力が入試では出てきますから。

最後に、吹奏楽部の生徒もいるので、私からアドバイス。
私の所属していた団体では、全国大会に向け、楽譜に書いてあるすべての音をチューナーで測りました。
もちろん、フレーズの中で測っていかなければ意味がないですが。
音の強さももっと細かく決めました。
自分たちは努力で全国をつかんだと思っています。
夏休みは午前9時から午後9時まで練習していました。
その中に、プロで活躍できる人なんて、一人もいなかったし、それでも全国大会に出れました。
秀でた個人がいなくても、仲間たちと一緒にすばらしい演奏を作り上げることができました。
今でもいい思い出です。
皆さんも、たくさんすばらしい思い出を作って下さいね。