桐光に来てくれる小学生は元気いっぱい!
そして、授業の準備も自分からしっかりとやってくれるがんばり屋さんたちでもあります。
私もそんな小学生たちの授業をしていると、ついつい笑顔がこぼれます。
中学生から、「小学生を教える鈴木先生と中学生を教える鈴木先生は別人のようだ。」とよく言われます。
小学生は「怖い先生」と思われてしまうと、コミュニケーションがとれなくなることがあるので、笑顔で接します。

そういえば、対策期間中のある日、小学生を教えていたとき、こんな問題がありました。
「なかなか」を使って短文を作りなさい。
小学生において短文を作ることはかなり難しいです。
そこで、例を挙げました。
「そうだなぁ…。これだ! 鈴木先生ほど優しい先生は、なかなかいない!」
教室の空気が一瞬にして凍りついた感じがしました。
それを聞いていた中学生から「うそだ!」「そ、そんなことは…!」
心の声が聞こえてきました。

先日、生徒からこんなことも言われました。
「鈴木先生は、どうして厳しいんですか?」
どうも、私は厳しいようです。
確かに、一つ一つ、細かく見ています。
生徒たち一人一人が勉強に前向きに取り組めているか、授業中、気が散っていないか、宿題はしっかりとやれているか、校舎内の掲示は大丈夫かなど、生徒の様子、校舎の管理、見なければならないことはたくさんあります。
私を含め、ただ、授業をする教師はいません。
色々なことに気を配って指導しています。
私が細かく、厳しく一人一人を見ていくのは、そのすべてが「公立高校合格」のためです。
楽しいだけの空間では、緊張感がなく、問題演習などでは特に力を発揮することができません。
厳しく見ていくことで、緊張感が出て、問題演習の効率も数段アップします。
「預けて頂いたお子様全員を合格させる」と考えたとき、その責任の重さから、私は厳しく指導していくことが一番重要だと考えるようになりました。
普段、自分が厳しいと直接言われたことがないので、生徒から言われたとき、改めて考えさせられました。
私にとって「厳しさ」とは、全員合格を勝ち取るための、生徒たちを後悔させないための、真の「やさしさ」なのではないでしょうか。
私たち桐光教師の最終目標は「志望校合格」。
そのために厳しく、時には生徒をほめつつ、小学生には優しい笑顔で、今日も「やさしさ」を持って授業をしていきます。